• Project from Akita

      

      

    2016年7月の新作ホームページはこちら

     

     

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    『2015年5月30日、東北六魂祭in秋田。私は作品の取材のために会場を彷徨っていた。どこを歩いても人、人、人。照りつける太陽。この気に乗じてキリスト教を布教する集団がいる。出演者の一人が「秋田の人々は何を信仰しているのだろうか」と言っていたことを思い出す。「何故耐えるのか。何故保とうとするのか。それは何のためなのだろうか」と。竿燈に灯がともる。震災復興の灯りと連呼する偉い人。ステージで行われた民俗芸能に少し元気を貰う。食べ物に行列ができている。だがそれは他県のものだ。ブルーインパルスがゆく。ブルーインパルスは航空自衛隊のアクロバットチームだ。人々が一斉に空を見上げる。その僅かな時間、私は私たちは秋田から解き放たれたような感覚がした。秋田に形のない信仰があるのなら、それを一瞬忘れて、何もない私、何にも属することのない私たちになれたような気がした。だがそれは一瞬のことで、すぐに私たちは「秋田」という日常へと戻って行った。』(2015年度上演テキストより)

     

    『私』の病める舞姫プロジェクト

  • ABOUT US

    「『私』の病める舞姫プロジェクト」はパフォーマンス作品「『私』の病める舞姫」の上演を目的として活動を続けています。ダンサーの島崇が代表を務め、出演者は公演ごとに公募します。現時点では秋田在住の6名の演者が活動の中心です。

    Beginning

    本作品シリーズは、秋田が生んだ舞踏家、土方巽(ひじかたたつみ)の幼少時代の記憶や風景が独自の文体で綴られた著書『病める舞姫』から着想を得ています。この本は土方自身の半自伝的な物語であり、記憶と夢想が交錯する「言語による舞踏作品」とも言われています。「じゃあ私たちなりに私の病める舞姫を書いてみよう」そこから私たちの活動は始まりました。出演者たちは自身の記憶や秋田の取材等を通じてそれぞれのテキストを書き、それらを基にしてパフォーマンスを創り上げます。

    vision#1

    私たちはこの活動を通じ二つの目標を掲げています。一つ目は秋田市民と共に創作を行い、現地で上演をすることで、少子化による急激な人口減少や高齢化、高い自殺率といった問題などを抱える秋田自体の問題点を浮き彫りにし、この土地の過去・現在・未来の姿を等身大の現実として観客に提示することです。

    vision#2

    二つ目は秋田発の独創的な舞台作品を秋田で創作し、秋田の舞台芸術を活性化しその上で若手を育てることです。現在秋田の舞台芸術は盛んとは言えない状況にあり、鑑賞可能なジャンルや機会は大きく限られます。ですが、本来秋田は民俗芸能の宝庫とも呼ばれ、豊かな芸術的な土壌を誇ってきました。本プロジェクトのメンバーは、こうした文化資源を活かし、将来的には秋田で創作した作品を全国で発表することを目指しています。地方から全国へ波及するベクトルを作り定着させることが、舞台芸術の普及や活性化に繋がると私たちは考えています。

  • MEMBER

    IN AKITA

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    TAKASHI SHIMA

    representative

    代表。1981年生まれ。秋田県秋田市出身。東京都在住。京都造形芸術大学、映像・舞台芸術学科、舞台芸術コース卒業。在学時、松田正隆、山田せつ子、岩下徹らに師事。卒業後、松田正隆率いるマレビトの会の作品に役者として出演。以降コンスタントに出演を続けている。またダンサーとして北村成美、伊藤キム、京極朋彦、倉田翠、伊東歌織、武道家の日野晃らの作品に出演。
     
    近年の活動。 2013年、自身初のソロダンス作品「秋田愛憎」を地元秋田(ココラボラトリー)にて発表。翌2014年には秋田での二作目となるソロダンス作品「私の振り付け」を国民文化祭/舞踏・舞踊フェスティバルin秋田にて発表。同年から「『私』の病める舞姫プロジェクト」を始動。近年の出演作。マレビトの会「長崎を上演する」(立教大学新座キャンパス)。

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    Project members

    2015

    虻川彩花

    五嶋孝章

    鈴木千晴

    島崇

    堀井愛梨

    松野輝大

    山本はるひ

  • WORKS

    Click on the photo!

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    2014

    『私』の病める舞姫

    @秋田さきがけホール

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    2015

    『私』の病める舞姫

    秋田の妖怪に出会う旅

    @元竹半スポーツ

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    2016 7/17,18

    |第三回演劇公演|
    しろ、ごいっちゃ、今、でも、さよなら、さっすんな、さくら、ピンク。
    タイトルは白。

    @イーホテルショッピングモール2階

  • TEXT

     Text of performances

    『私』の病める舞姫

    ー秋田の妖怪に出会う旅ー

  • NEWS

    ホームページリニューアル

    前回公演のテキストをUPしました。

    公募情報をUPしました。

    スマートフォン版HPを作成しました。

    公募チラシUPしました。

    公募終了しました。

     

    【新作のホームページが完成しました!】

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  • WANTED

    参加者募集「『私』の病める舞姫」

    新作公演「秋田を生きる。秋田の演劇(仮)」

     

    『私』の病める舞姫プロジェクト第三弾は『「秋田の演劇」に挑む』

     

    『私』の病める舞姫プロジェクトは秋田で暮らす人々を出演者とし、彼らの等身大の姿を作品に反映することで、リアルな秋田を描いてきました。第三弾となる今回は「秋田の演劇」を上演します。大筋は演出振り付けの代表・島が書きますが、出演者にもこれまで通りテキストを書いてもらい、作品に反映します。

     

    「秋田の演劇」とは何でしょうか?「演技」という言葉を捉え直すと、私たちは社会や他者、土地や自然、様々なものとの関係性やそこに派生する立場によって、その演技(振る舞い)を強制されているとも言えるでしょう。例えばよく「秋田の人は我慢強い」と言われます。また秋田の県民性を象徴するフレーズとして「俺もやらないお前もやるな」という言葉もあります。つまり秋田の人々が秋田の演技(振る舞い)を強要されて「秋田」という演劇を生きなければならないのなら、自分が演者であることに素知らぬふりをするのなら、さらにはそれに気づくことさえも困難な状態ならば、たとえ薄っぺらなフィクションであっても、(現実を踏まえた上で)私たちの手で書き換えてみたい、別の可能性を提示したいと私は思います。それが「秋田を生きる。秋田の演劇(仮)」に込めた思いです。代表:島崇

    公演日時

    2016年7月17日(日)19:00

    2016年7月18日(月・祝)15:00/19:00(予定)

     

    公演会場

    秋田eホテル 2階 空きテナント 写真

    (秋田県秋田市大町2-2-12)

     

    締め切り

    2016年1月31日(日)

    (状況によっては追加募集します。HPをご覧ください)

     

    募集人数 10名

    (定員に達し次第締め切らせていただきます)

     

    申込条件

    ・秋田在住及び秋田出身の16歳以上の男女

    (演劇やダンス等の舞台経験は全く問いません)

    ・7月17、18日の本番、4月からの稽古(秋田市)に参加できる方(準備日や稽古に関しては応相談/本番の週は連日稽古予定)。

    ・ノルマや参加費、報酬設定はありません。 

     ・スタッフ(音響、照明、映像、舞台美術、衣装、演出助手など)として関わりたい方も募集しています。 

     

    【応募方法】 

     

    ①氏名 ②年齢 ③連絡先(電話番号/メールアドレス/住所)④参加動機(スタッフの場合は参加方法も明記)。⑤写真(顔が判るもの/難しい場合は①〜④でも構いません)以上を明記の上、件名を『私』の病める舞姫「参加者応募」又は「スタッフ応募」とし、下記メールアドレスまでご応募下さい。

     

    E-MAIL:watashinoym@gmail.com

    TEL:080-1814-0169(島)

     

    *頂いた個人情報は選考以外の目的で使用する事はございません。

     

    *出演者及びスタッフは随時面談の上、決定します。


    主催:『私』の病める舞姫プロジェクト

    協力:土方巽秋田記念舞踏会

       慶應義塾大学アート・センター

       秋田公立美術大学

     

     

    【プロジェクト紹介】

     

    『私』の病める舞姫プロジェクトは演出振付を務める島崇を代表とし、秋田市民と共に活動をしています。土方巽の病める舞姫に着想を得て、出演者の記憶や秋田での生活、思い、取材で得た経験などからそれぞれがテキストを書き、それらを基に創造活動を重ねてきました。彼らは自身の年齢や立場、秋田への距離感もバラバラです。故郷である秋田で暮らすことを受け入れ、反発をしつつも順応しようとする者。「秋田」という土地の持つ独自性に拒否感を感じ、その強固さに絶望する若者。このように価値観の異なる者たちが出会い、秋田を捉えることで本来の姿を顕在化させること。そんな「秋田を巡る対話の場」としてこのプロジェクトは機能しています。加えて秋田の文化を見直し、先駆的、革新的な「秋田発の舞台芸術を創造・発信する場」として、その上で「秋田の若い芸術家を育む場」としてこのプロジェクトは活動しています。

     

  • WANTED

    公募チラシ

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    *美大向けではありますが、一般の方もスタッフとしてご応募可能です。

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